ユニキャブは東京では中型です Thinking

私達の考え

  1.  ユニバーサルデザイン・タクシーは福祉専用車ではありません。こどもから高齢者まで「いつでも、どこでも誰にでも、気兼ねなく利用できるタクシーです。専門ドライバーはもちろん全員ヘルパー資格を持っていますので安心です。
  2. 個人、グループ、施設送迎、イベント送迎、そして地域交通では経済効率の高い交通システムとして運用できます。
  3. 同一交通圏で5%のタクシーがユニバーサルデザイン化されれば、車椅子利用者の方にとって、いつでも、どこでも利用でき、同じサービスが受けられます。

千代田タクシーのユニバーサルデザイン・タクシー「ユニキャブ®」は現在初代の三菱デリカ スペースギア から 2代目トヨタ アルファード に変わりました。初代同様最大7人乗りの「大型タクシー」です。

さて、一般的にはほとんど知られていないのですが、当社と同じ車種が東京23区では「中型タクシー」として都内を走っています。東京で走っているタクシーの9割以上が「中型タクシー」です。ところが静岡では同じ車種を使っていても「大型タクシー」となり、高い運賃設定が必要になります。同じ車種、同じ道路を走るのにこの差は不思議に感じます。でも現在定められている車種区分ではどうにもなりません。

車種区分の弊害はまだあります。
現代はエコの時代です。東京の例ばかりですが、トヨタ プリウス はハイブリット車でエコカーとしてに人気が高く納車までかなり時間がかかるようです。実はこの プリウス だけで営業しているタクシー会社が東京にはあります。もちろん「中型タクシー」ですから流しも、駅待ちもして普通のタクシーです。意識の高いお客さんならプリウスタクシーを選んで乗っていただけるのではないでしょうか?

ところが静岡では プリウス を導入しようと考えた時、現在のプリウスは3ナンバーで「大型タクシー」の扱いになってしまいます。静岡でもプリウスのタクシーは走っていますが、これは以前生産されていた車種で5ナンバーで「小型タクシー」の基準に合うサイズです。
*上記の下線部分は下記の適用基準が平成19年に出されていましたので、訂正し「中型タクシー」と変更します。

中型車:道路運送車両法施行規則第2条に定める普通自動車のうち、排気量2リットル(ディーゼル機関を除く。)以下のもので乗車定員6名以下のもの又は同条に定める小型自動車のうち、自動車の長さが4.6メートル以上で乗車定員6名以下のもの。


北陸信越運輸局では、エコカー対応でプリウスが小型車適用になったそうです!! 
(7月13日東京交通新聞)

 

2010年7月30日中部運輸局管内でも プリウス は小型扱いになりました。
また電気自動車の先駆け三菱アイミーブ、日産リーフも小型の適用となっています。 

★当社では、2011年3月よりプリウスが運行を開始します。



東名高速道路も国道1号線も東京から一本道でつながっています。
タクシーの制度は地域によって少しづつ異なりますが、利用者は本来どこにいても同じサービスが受けられるのが基本です。制度もユニバーサルになって欲しいと考えています。

◆2012年6月25日の東京交通新聞より

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